ABOUT
前田篤
公認会計士
事務所
なぜこの公認会計士事務所は存在するのか
それをお伝えするために、原体験をまずお話することから始めましょう。
私が大学生であった頃、世の中はネットバブルと呼ばれる時期でした。サイバーエージェントが世に生まれて間もなく、ヤフーオークションが(現ヤフオク!)そのサービスを開始した頃です。
私の友人のほとんどは、起業を夢見、それに感化された私も「いずれは自分も起業するんだろうな」とぼんやりと考えていました。
当時、私は新宿の高層ビルにある飲食店でのアルバイトに熱中していました。
ランチの時間帯で働いた後に、夜の時間帯にも働き、そのままお店で飲み会があり、お店にそのまま泊まった後、次の日のランチも働く、、、そんな毎日が楽しく全く苦になりませんでした。
飲食業の魅力に魅せられた私は、当時そのお店を切り盛りしていた店長に、卒業したらこのお店に就職したいということを相談しました。
店長からの答えは思いがけないものでした。
「お前にはもったいないからやめておけ。」
私は非常にショックを受けました。
店長の意図は、私が比較的名の通った大学に通っていたことから、飲食業以外のもっと収入の見込める業種に就職した方が良いというものでした。
私は納得がいきませんでした。
飲食業界で事業を継続していくことは本当に難しいことです。
食べ物、飲み物に関する知識・トレンドに対して精通していなければ厳しい競争の中、生き残れません。ファッション、インテリア、建築、アート、音楽に関する知識も欠かせません。
そして、なによりも人の口に入るものを扱っている、人の生死を預かっています。
そのため、医者と同等以上の報酬を得て然るべきと私は考えていたからです。
ショック
な
出来事
そして
私が
考えた事
それまで、将来の事に関して漠然としたものしか考えられていなかった私は、将来的には起業をしようと決心しました。
起業をすることで、以下を実現しようと考えました。
①飲食業でも高収益をあげられるビジネスモデルを作る。
②世の中に与える価値に見合った報酬が得られる仕組みを作る。
③人間らしい余暇も楽しむ余裕を持ちながら仕事ができる環境を作る。
起業をするためには、兎にも角にも営業力ということで新卒で営業職に従事、その後バックオフィスに対する知識を深める目的で監査法人に勤務、私がやりたかった事を企業理念として掲げていたフリーと出会い、そして現在に至ります。
これらの経験を通じて、①〜③に挙げた事は実現できるとの結論に辿りついています。
また、それ以上に、今の仕事にしがみつかなくとも、「好きな」ことを仕事に、自分らしく生きていくことが可能な世の中になっている事がはっきりしてきて、皆様にもこの事実に気づいていただけたらと考えています。